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マーケティング4C~顧客視点とは何か~

 

business
こんにちは、大前美翔です。

かつては、マーケティング理論の常識といえば
マーケティング4Pでした。

しかし、商品力を重視した「売る側の視点」から、
ここ数十年で「より顧客の視点」に変化しています。

つまり、昔の4Pのまま商品・サービスを販売しても
「売れない時代」に突入しているのです。

【マーケティング4Pと4C】

4P 4C
製品(Product) 顧客価値(Customer Value)
価格(Price) 顧客にとっての経費(Cost)
流通(Place) 顧客利便性(Convenience)
販促(Promotion)

顧客とのコミュニケーション(Communication)

この4Cとは、アメリカのロバート・ラウターボーンが提唱しています。

かつては、商品力、技術力が市場に支持されている時代がありました。

しかし、それは1つ前提があります。

「高度成長時代であり、技術力・モノがなかったから」

技術力・モノがない時代というのは、
だまっていても「売り手視点」で
その技術がほしく買い手が集まります。

しかし、現在はどうでしょうか?

世の中、便利すぎてモノであふれかえっているのが日本です。
もはや情報過多で人は商品・サービスをなかなか選択できません。
一説によれば江戸時代の一生分の情報を1日に目にしているとか。

そういう時代には、かつての 商品力、技術力だけで勝負するというのが
全く通用しなくなっているのです。
実は「売り手の視点」や都合というのは
顧客にとっては ほとんど関係ありません。

かつては、自分の苦労話、悲壮感というのが共感される時代もありましたが、
それだけでは商品・サービスは売れないのです。

そこで、より「顧客の視点」を重視したのが
上記のマーケティング4Cになります。

私が創業しました結婚相談所のハッピーカムカム
ユーザー視点にこだわり続け、
「顧客の視点」で改善に改善し続け、
おかげさまで 激戦区の恵比寿において
創業16年、成婚者1,200組
業界トップクラスの成婚率52.2%の結果を出し続けております。
なお、参考までに集客のコンサルタントの成約率は5%~10%が
相場といわれています。

さて、あくまでも私の価値観ですが4Cについてのべさせていただきます。

(1)顧客の価値
(2)顧客にとっての費用
(3)顧客の利便性
(4)顧客とのコミュニケーション

まず、今回はこの (1)顧客の価値 です。

皆さんは、顧客の価値というと何が自分なら提供できると思いますか?
商品・サービスであれば皆さん自信があるのではと思います。

しかし、売り手が自信があるから顧客が価値を感じるか?
というと別問題になります。
「今」の時代には単に価値がある、だけではなく

顧客が「希少価値」だと思わなければ
商品・サービスの購入までなかなか至りません。

私も、長く結婚相談所を経営してきて
今の時代、普通に過ごしていたら
男女がなかなか結婚しないというも目の当りにしています。

実はこの婚活市場とビジ活市場というのは、非常に似ています。
私からすると、ビジ活市場というのは 婚活市場より10年以上遅れています。

交流会というのは、【お見合いパーティ】
Facebookというのは、【出会い系サイト】

この仕組みと基本設計はあまり変わりません。
どちらにしても、婚活市場であれば結果が非常にでにくいものです。

お見合いが組める男女というのは、お見合いパーティにいく必要がなく
出会い系サイトより目的が同じのため高い確率で短期間で結婚に至ります。

このなかなか本来結果がでないツールで結果をだすには、
「相手にとって自分が希少価値」
にならなくては、 残念ながら情報過多の中で記憶にも残ってもらえない、
それが現実です。

つまり、この顧客の価値とは
【圧倒的な希少価値】
だという認識がなければ、
購買になかなかいたらない、ファンにもならないということです。

「誰」がいうから納得できるのか?
買いたくなるのか?

情報過多の時代というのは、

「商品(Product) → 人 (Personality)」

に変わっていて まさに「個の時代」なのです。

個の集団が組織に繋がり、組織を強くするには
個が強くなる、それが近道です。

みんなと同じテンプレートであれば無難ですが
「あなた」を選ぶ理由が存在しなくなるデメリットもあります。

それは、婚活市場であろうとビジ活市場であろうと大差はありません。

もし、過去のマーケティング理論のまま商品・サービスを販売して
なかなか結果にいたらないとしたら
やはりそれには理由があるのかもしれません。

顧客視点を見直し
顧客の声をひろいあげる。
商品であろうと、サービスであろうと
人の心が動くということは 最終的に理論でもなく
「人」 対 「人」。

この原点はどんなに時代が便利になっても
普遍的な原則ではないでしょうか。
「人の心に寄り添う」
そういう仕事の在り方を心がけたいものですね。

女流作家・コンサルタント
大前美翔

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「今」すぐ効果がでるノウハウをお届けします”

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2016-02-07 | , ,